《NEW!》Model House
日式北歐極簡風獨棟木造住宅 – 「對話的家」樣板屋
➖羈絆與對話能自然衍生的空間、呼應豐岡氣候的有生命力的家➖
「対話の家」
➖ 絆と対話が生まれる、光と風を招く空間;豊岡の自然と対話する、生命力のある家 ➖
追求「簡」與「機能」設計的平衡。整體風格以極簡為主要訴求、融合北歐設計理念的元素。打造能夠轉換心境的「非日常」空間以及舒適的居家空間;素材上選用天然、無害、適合此敷地氣候(盆地氣候)的素材為主,以及別有風味的經時變化材質。
這次負責此案子的室內設計、建築整體提案及施工監督。
佈局上因應客人需求,將玄關位置從當時提案的東邊改到現在的南邊。
Data
預設家族成員:夫婦+1~3個小孩
坪數:約32坪
空間構成:2LDK (2房2廳 1衛浴 2廁所 1和室,其中1房間未來可隔成兩間房)
另外1F有玄關收納間、食品儲藏室、中島廚房。室外有L型緣廊、庭院、停車位)
設計期間:2019年1月~2021年2月(中間因疫情有中斷)
上棟式:2021年2月19日
完工:2021年6月底(工期約4個月)
施工單位:日本袖長建設有限公司


























constructed by Sodenaga Kensetsu(袖長建設有限会社)
Concept
「対話の家」
➖絆と対話が生まれる、光と風を招く空間
豊岡の自然と対話する、生命力のある家➖
1。家族との対話
・楽しさが共有できるオープンキッチン 。人が自然に集まる空間作り
・上下フロアの繋がりを強くする吹き抜けとフロアルーバーの設置
・壁は必要最小限のワンルーム空間
2。自然・季節との対話
・四季や天気の変化を常に味わえる庭
・柔らかく空間に差し込む自然光と風
・開口部の形と設置場所の工夫により生まれる外との繋がり
3。素材との対話
・こだわりの左官技術
・経年変化する素材や自然な素材、多様性に富んだ素材の遊び
・既存構造の力強さを表現
◼️豊岡の気候と対話する外観の素材選び
2Fの外観に軽微な反射性のあるマット系の金属パネルを採用することで柔らかな光のリフレクションが生まれ、変化に富んだ豊岡の気候の特徴を視覚的に反映できるような遊びを加えました。
光の多寡により色味の見え方が変わり、自然の変化を光と色で感じて楽しめます。
◼️住む人の個性が見出す、見せたくなる土間収納
靴や服、持ち物を飾りたくなるようなペグボードと、棚柱の組み合わせでデザインしました。住む人がレイアウトチェンジを行い易く、個性を表現する場です。
また、棚柱は通常のものとせず、壁とツラとなるよう埋め込みタイプにすることで、棚柱の存在がスッキリとしたスリット意匠に生まれ変わりました。
◼️テクノストラクチャーを見せる落ち着きのある玄関リビング
食事や作業等のスペースとしても使える、もう一つのリビングです。
壁に寄りかかりながら庭を見て楽しめる空間であり、落ち着きある、居心地の良い場所にしています。
住む人がこの空間に入り易いよう、柔らかさを感じるカーブのある壁にしました。このカーブは大工職人の繊細な手作業の職人技を感じられる場所でもあります。
また、テクノストラクチャーならではのテクノビームを敢えて表に現すことで、家の力強さが伝わる表現にしています。
◼️家族が集まりやすいアイランドキッチン
玄関から入るとすぐにキッチンが目に入ることから、キッチンの印象を雑然としたものにさせぬよう、家電、食器、調理器具、調味料等の収納場所を予め想定しながら計画を行いました。生活感を極力抑えるため、炊飯器やオーブンレンジ等は隠し収納に納められるよう工夫しました。
また、食器棚はディスプレーともなるようガラスを用いましたので、ワインセラーとしてもお使い頂けます。
側面にはプッシュ式の引き出しを設け、使用頻度の高いマグカップやお茶、コーヒー豆や関連道具等のような日常品が収納できるようになっております。
シンプルでありながらも、細部まで見たくなるような納まりを意識しながら、機能性と使い易さを考慮しました。
素材のモノトーンベースの中に、重厚感と高級感を醸し出すメタル素材の丹銅を採用し、差し色として入れました。使う人にこの素材感を感じて欲しい想いで、取手の手に触れる部分にも使用しております。
全体としては見た目の色合いの調和と、空間に温かみを持たせるため、上部の吊り戸棚をシナ合板で演出し、空間全体で音楽を楽しめるようにスピーカーユニットを埋め込みました。
これらの素材はどのような色の家具や飾り物にも合わせ易い素材ですので、使う人が家具を選択し易いようにしております。
◼️窓のあるパントリー
暗くなりがちなパントリーには光の直射を抑えつつ、通気と自然光が入るよう北側に程よい窓を位置の統一感も考慮しながら設けました。可動棚板ですので、使う人が置く物に合わせて調整し易くなっております。
◼️非日常的で気分転換のできる洗面エリアとトイレ
トイレと洗面台は通常は隠されがちのエリアですが、設計方法により魅力的な場所になると考えています。
空間は単純なスクエアにせず、壁の出隅部分とトイレの天井にはカーブを設け、特別な空間に誘導できるようにしました。
洗面台に向かう人の視界に入るのは鏡ではなく、空が見える窓です。
窓枠の中の自然の画に癒されで、気分転換ができる場となっています。
扉の鍵には、現在の住宅ではあまり見かけなくなった「かんぬき式」の鍵を使用し、引手は造作にするなど、細部に至るまでデザインとしての遊び心を持たせました。
壁にはベージュ系をアクセント色として取り入れました。
日用品を露出させず、収納を壁の一部として見立て、生活感を感じさせない作りにしております。
◼️庭付きのリビングと踏み心地の良い吹き抜けの階段
人には自然に歩み寄る心がある、と考えています。
南側に庭を設け、家族が庭に向かって自然と集まるような間取りにし、リビングからも庭が楽しめるように配置しました。
縁側を設けることにより室内外の空間の繋ぎとして中間的な空間が生まれ、庭の存在をより身近なものとしています。
フルハイトの大開口を開け放てば室内外の境が曖昧になりますので、半室外のリビングが出来上がり、家に居ながらも外の雰囲気を感じられるようになります。
階段はリビングの吹き抜けの空間にある為、踏み心地の良い、重量感と安心感のある階段を考えました。階段下の空間を有効活用し、収納量を確保しつつ、視覚的にもまとまりのある空間にしました。
階段は繊細な木目が美しい、強度にも優れたバーチ合板を採用しました。北欧家具にもよく使用されている材料で、合板の美しい小口を見せるデザインにしております。
◼️腰掛け易い別空間、ミニマムな和室
壁と天井は、シルクや繊維でできた紙質の風合いを感じられる、手触りの良い特殊な塗料で仕上げにし、リビングとの繋がりを保ちながらも異なる雰囲気を楽しめる空間です。
壁には二つの異なる風景が楽しめる窓を設けました。
北側の窓は座る人の目線に合わせた和室特有の落ち着きのある視界を作り、東側の窓は天井に近いところに設置することで、空の風景が楽しめる窓としました。
腰掛けやすい小上がりのある和室はリビングの延長上にあるため、大勢の来客があった場合もリビングの一部としても使用が可能です。
また、小上がりの下の空間を有効利用する為に収納も設け、収納量を増加させました。
◼️2F子供部屋(現在:多目的室)
多目的室の床仕上げは隣室のフローリングとは異なる手触りが味わえるよう、自然素材のサイザル麻を取り入れました。豊岡の気候は多湿で冬寒く、夏暑い特徴がるため、耐久性、天然の調湿機能、通気性、保温性に優れたこの素材が相応しいと考えました。また、このカーペーットはタイル式にしましたので、交換等メンテナンスし易くなっております。